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JPGとPNGの違い:どちらを選ぶべき?

JPGとPNGの画像形式をファイルサイズ、画質、透過対応、使い分けのポイントまで徹底比較します。すぐに選べる判断表もご用意しました。

PixConvert Team

3 min read

JPG vs PNG:完全比較

JPG と PNG は、Web で最も広く使われている 2 つの画像フォーマットです。どちらも幅広い環境で使えますが、解決する課題は根本的に異なります。選び方を間違えると、不要なファイルサイズの増加や目に見える画質の劣化を招きます。このガイドでは、それぞれをどのような場面で使うべきかを詳しく解説します。

JPG とは?

JPG(JPEG とも表記されます。Joint Photographic Experts Group の略) は 1992 年に作られた非可逆圧縮フォーマットで、写真やフォトリアルな画像向けに設計されています。JPG として保存すると、エンコーダーは人間の目が最も気づきにくいデータ(細かな色の移り変わりや繊細なテクスチャの描写など)を破棄し、ファイルサイズを大幅に小さくします。

主な特徴:

  • 非可逆圧縮:保存時に一部の画質が完全に失われます
  • 1,670 万色(24 ビットカラー)に対応
  • 透過(アルファチャンネル)には非対応
  • 写真やグラデーションに最適
  • ほぼすべての環境で利用可能:あらゆるブラウザ、OS、メールクライアント、プリンターが JPG に対応しています
  • 同じ写真の内容なら PNG よりファイルサイズが小さくなります

6 MB の RAW 写真を画質 80% で JPG として書き出すと、通常は 500~900 KB ほどになります。同じ画像を PNG にすると 8~15 MB です。この 10~20 倍のサイズ差は、Web のパフォーマンスに大きく影響します。

PNG とは?

PNG(Portable Network Graphics) は 1996 年に、特許の問題がない GIF の代替として公開された可逆圧縮フォーマットです。すべてのピクセルが正確に保持されるため、何度保存しても画質は劣化しません。

主な特徴:

  • 可逆圧縮:画質の劣化がまったくありません
  • 完全なアルファ透過に対応(背景の透過や部分的な不透明度)
  • グラフィック、ロゴ、スクリーンショット、文字を含む画像に最適
  • 写真の場合は JPG よりファイルサイズが大きくなります
  • すべてのブラウザと OS で利用可能
  • 2 つのバリエーションがあります:PNG-8(GIF と同じ 256 色)と PNG-24(透過に対応した 1,670 万色)

ブラウザ画面のスクリーンショットを PNG で保存すると、400 KB ほどになることがあります。同じスクリーンショットを画質 85% の JPG で保存すると約 150 KB になりますが、文字やシャープなエッジの周囲に目に見える圧縮ノイズが入り、読みにくくなります。

ファイルサイズの比較

写真の場合、ファイルサイズではほぼ常に JPG が有利です。

コンテンツの種類JPG(画質 80%)PNG(可逆圧縮)
風景写真(2000x1333px)約 350 KB約 4.2 MB
ポートレート写真(1080x1350px)約 200 KB約 2.8 MB
白背景の商品写真約 120 KB約 600 KB
文字を含むスクリーンショット約 180 KB約 280 KB
透過付きのロゴ該当なし約 45 KB

スクリーンショットの行は参考になります。スクリーンショットでは PNG のサイズは JPG の約 1.5 倍にとどまる一方、JPG では圧縮ノイズのせいで文字がはっきり見づらくなります。写真の場合、その差は 10~12 倍にもなります。

画質:圧縮ノイズと可逆圧縮

JPG では圧縮ノイズ(アーティファクト)が発生します。これはブロック状の歪みで、シャープなエッジ、コントラストの強い境界、文字の周囲で特に目立ちます。高画質設定(85~95%)では、写真の中でこのノイズはほとんど見えません。低い設定(50~70%)になると、特に拡大したときにはっきりと分かるようになります。

PNG には画質の劣化がまったくありません。1000px のロゴを PNG で保存すれば、1000px で表示してもピクセル単位で完璧に見えます。文字を重ねたスクリーンショットも、PNG で保存すれば鮮明なままです。

実用上のルールは次のとおりです。画像にシャープなエッジ、文字、べた塗りの領域が含まれている場合は、JPG のノイズが目立ちます。その場合は PNG を使いましょう。色が滑らかに変化する写真であれば、JPG のノイズは気になりません。

透過

ここは技術的にはっきりした違いで、PNG は透過に対応していますが、JPG は対応していません。

色付きの背景の上に置くロゴ、背景を切り抜いた商品画像、ほかのコンテンツに重ねる UI 要素が必要な場合は、PNG(または WebP)が必要です。透過画像を JPG で保存すると、ソフトウェアによって透明部分が白または黒で塗りつぶされます。

JPG しかなくて透過が必要な場合は、まず JPG を PNG に変換し、そのあとデザインツールで編集して透過を追加するという流れになります。

ブラウザとデバイスの対応状況

どちらのフォーマットも、最新のものから古いものまで、あらゆるブラウザ、OS、メールクライアント、モバイルデバイスでほぼ 100% 対応しています。2026 年の時点では、選択の決め手になる要素ではありません。

早見表

シーンJPG を使うPNG を使う
Web サイト用の写真はい
ロゴやアイコンはい
文字を含むスクリーンショットはい
SNS 用の写真はい
メール添付(写真)はい
背景が透明な画像はい
白一色の背景の商品写真はい
デザイン素材やソースファイルはい
画像の上に重ねる文字はい
グラフィックと写真を使ったバナー広告はい

JPG が向いている場面

  • あらゆる種類の写真:自然、ポートレート、料理、旅行、建築など
  • 読み込み速度が重要な Web 画像
  • メールの添付ファイル:ファイルが小さいほど送信が速く、受信トレイの容量も節約できます
  • SNS へのアップロード:多くのプラットフォームはどのみち再圧縮するため、小さいサイズから始めても問題ありません
  • 透過が不要で、内容が写真であるあらゆる画像

PNG が向いている場面

  • ロゴやブランド素材:シャープなエッジはシャープなまま保つ必要があります
  • スクリーンショット:特に UI の文字やコードを含むもの
  • 透過が必要な場合:商品の切り抜き、オーバーレイ、透かしなど
  • Figma や Illustrator などのツールからのデザイン作業や書き出し
  • 文字を含む画像:PNG ならどれだけ拡大しても文字が読みやすいままです
  • 何度も編集するソースファイル:可逆圧縮なので、編集を重ねても画質が落ちません

フォーマット変換のワークフロー

よくある流れを紹介します。商品写真を JPG で受け取ったものの、EC プラットフォームでは背景が透明なバージョンが必要な場合の手順です。

  1. PixConvert を使って JPG を PNG に変換します
  2. エディターで PNG を開き、背景を削除します
  3. 透過を保つため、最終版を PNG として書き出します

逆の場合、つまり PNG のスクリーンショットをサイズを抑えてメールで送りたい場合は次のようにします。

  1. PixConvert で画質 85% に設定して PNG を JPG に変換します
  2. ファイルサイズは 50~70% 小さくなり、写真部分では見た目の画質の差はありません

まとめ

写真には JPG が基本です。 写真であれば画質の劣化をほとんど感じさせずに、ファイルサイズを大幅に小さくできます。それ以外のすべてには PNG が基本です。 グラフィック、ロゴ、スクリーンショット、そして透過やピクセル単位の鮮明さが必要なものが対象です。

迷ったときは、透過や文字があるかどうかを確認しましょう。あれば PNG を使います。写真なら JPG を使います。切り替えが必要なときは、PixConvert の JPG から PNG への変換ツールや PNG から JPG への変換ツールを使いましょう。無料で即座に変換でき、ファイルがお使いのデバイスの外に出ることはありません。